【最底辺に落ちるまでの体験談】借金を抱えてさらに無給になり最底辺に落ちてみた
前の記事にまとめていた内容をリライトして完結させました。
前の記事↓
そもそも何故コーソツがブログを作る前に借金を作ってしまったか
その話を記録していきます。
21歳で地元の鹿児島から東京に出てきたのが2017年3月でした。
コーソツは高卒で卒業してそのまま地元の工場に就職して3年が経ち、このままでいいのかと思いました。
コーソツと同じ年の大卒の人たちは収入が倍ほどあり羨ましかったです。
ちなみにその時の収入は3年目だというのに手取り11万~13万。
それから気になって1つ上の先輩の給料明細を偶然見せてもらった時もあんまり変わらない額に絶望した記憶があります。なぜならその人は普通の人より倍以上仕事が出来る人だったからです。
そして考えた末に高校の時からずっと絵を書く事が好きだったので
高校の時の美術教師になる夢を叶えようと
時々実技があるので地元の鹿児島にいても結局何回も東京に行かないといけなくなるので東京の安いアパートに住みながらバイトすることにしました。
今思い返せばここが、すべての始まりだったんだなって思います。
・借金を抱えて底辺に落ちる
借金させて底辺にしてきた登場人物
・40歳のチャラいおっさん
自称音楽関係のプロデューサーを名乗っていた。
歌のレッスンや歌の歌詞を作ってやるから40万よこせと言われて40万渡してしまったが、詐欺と気づいたため、40万うまいこと言って取り返した。
・詐欺おじさん
自称会社経営のコンサルタントをやっていると言っていた40代のおじさん。
いつも汚い服を着ていた。
小太りでビール腹、自称ポルトガル人で、霊と人のオーラが見えるらしい。多分嘘。
いろんな若い人からお金を巻き上げて生活している。
こいつに100万持ってかれて合同会社を作らされる。
コーソツは田舎者なので【エキストラ】というものをやってみたくてエキストラのバイトに応募して面接を受けたのですが、「君はエキストラをやるような人材じゃないよ!」「もっと上を目指すべきだよ!」と、面接をしたチャラい40代の男性が私のプロフィールを見ながら言ってました。
それで、この人たちのいう通りにすれば有名人になれるかも!と、淡い期待を持ちました。
その人と何回か食事をするうちに
「君に紹介したい人がいるんだ!次はいつ来れる?」
と初めて言われました。
そのときは、コーソツに会いたい人なんて日本にいたんだ!!
絶対いい人に違いない!!!嬉しい!!と思ってました。
そして実際に会って3人で食事をしたのですが、
その時話した内容がこんな感じでした。
「会社を作ってみない?人材派遣をすればお金がピンハネできるよ!うちの案件もあるし。ただそのピンハネしたうちの何割かはこっちで貰うことになるけど。
仮に時給1500円の案件があったとして、働いてくれる人には時給1200円渡せばいい。そしたら8時間働いてくれたら2400円が何もせずに入ってくるよ。
そしてその子が1ヶ月に20日働いてくれれば48000円君の通帳に入ってくることになるよね?そういう人を5人集めればどうなるといくら貰える?
そう、24万円だよね!もう君は働かなくてオッケーだよ!
ただ、会社を作るにはお金がいるんだけど””””100万””””持ってる?」
「持ってないです。(本当は100万行かないぐらい貯金があるけど、持ってないって言ったら出してくれるかな?)」
「そっか、そうだよね!でも、さっきの話だけど5人集めれば月に24万円だよ!100万円って高いって思うけど5ヶ月ぐらいすればすぐに元が取れるよ!大丈夫だって!君なら楽勝だよ!!
じゃあ今からレイクで借りてきて欲しいんだけど出来る?」
・・・・こんなの会社の設立費用なんて調べればすぐにわかるのに、こんな時給1500円の案件が簡単にもらえるわけじゃないって、人材を集めるのにどれだけ苦労が必要かなんて考えればわかるのに。
素直でアホなコーソツはこう思いました。
「「「この人の言う通りにすれば普通の21歳よりいっぱいもらえて社長になれるんだ!(当時21歳)」」」
そしてレイクで100万借りてそのままおじさんたちに100万円を渡しました!貯金があるのに消費者金融の恐ろしさを知らない!
その頃は利息ってなに?
美味しいの?状態でした。
最高のカモ!ネギを背負ったカモ!
※2018年12月27日追記、詐欺の手口わかりました。
アレンジされたポンジスキームでした。
そこから地獄のような日々が始まります。
たくさん悩んで失敗してリクルートで求人出して電車何回も乗って、面接たくさんして
そしてやっと1人働いてもらうことができました。
ですがその詐欺おじさんは言うのです。
「法人名義での銀行を作らないとお金を振り込むことは不可能だよ。」
早く法人名義で銀行を作らなきゃ!と思ったのですが、やり方がわからない!どうしよう!
そこで、その詐欺おじさんは言うのです。
「お金の件は後ででもいいから私がなんとかできないか調べておくよ。コーソツ君のためなら任せなさい^^」
あれからですが結論から言うと
コーソツの通帳に未だに一円も入ってきてません。
そもそも
求人をかけて人に働いてもらうことの厳しさを知りませんでした。
5人も働かせるなんてこの調子じゃ無理だし会社だって10万以内で作れるじゃないか、と後で知りました。それに1500円の案件だってするには相応の経歴がいるしそれ以前にコーソツのへっぽこ会社には回ってこないし。
よく考えて見たら詐欺にあってるー!ということにやっと気づいた21歳。
そこでコーソツはその詐欺グループから「お父さんが倒れたから鹿児島に帰る!」といって離脱しました。
借金を抱えたまま仕事しながら無給期間を4ヶ月。最底辺に・・・
100万円持ってかれたし、よく見たら利息が15%って書いてるやばすぎる。
とりあえずお金もないからレイクの毎月最低返済分の21000円ずつ返していこう…。
というか自分の作った会社を大きくすればいいんだ!
あの詐欺グループを挟むとろくなことが起きない。
と思って
(今考えたら法人の通帳作ることをを100万円レイクから借りて無駄になったショックと情けなさで忘れちゃってました。そこめちゃくちゃ肝心なとこ…)
自分で他の会社と直で契約を結んでいい案件を持ってやるんだ!
と思い立って、半日ぐらい検索欄に載ってる人材派遣会社に上から順に連絡してました。10件ぐらいを1日の目標にしてた気がします。
本当にバカだったので
「今現在ではうちの会社には50名ほど在籍しておりまして、
すぐすぐですと1人仕事に入れます。(1人しかいないしその1人は私だぞ☆)」
みたいなことを片っ端からかけていっていた記憶があります。
書いてて笑っておりますよ。ええ。
今だから言えますがこんなポンコツな会社と取引をしてくれるところはありませんでした。(・ω<) てへぺろ
ですが、一社だけコーソツの話を聞きたいと言ってくれる会社がありました。
その時にやっと光が見えたと思いました。
ここに来るまでにすごくバカにされたり
ひどいことを言われたりしたことをよく覚えています。
そこが例の4ヶ月無給期間を人生に刻んでくれた詐欺会社でした。
その会社をA社としてお話しします。
借金してるのに給料出さなかった登場人物
A社の社長のAさん
小太りビール腹、話し方は丁寧。ブサメン。
38ぐらいの低身長なおっさん。いつもいろんなところの電話対応に追われている、人に任せない性格?のちに岐阜に来るがその時の体臭の臭さが肥料体に塗ったんですかというレベル
社長の部下Bさん
ガンダム好き、ブサメン。気に入らないことがあればマウント取って来る、俺があれをやった時は〜が時々出る。自分の武勇伝を大切にしている。
この人たちが主に出てきますので紹介しておきました。
やっとまともな会社に当たった!なんとしてもいい案件を頂戴するぞ!
と、思いながらその会社がある池袋を降り、西口を出ました。
その社長に電話で誘導されながら会社にたどり着いたことをよく覚えています。
正直
そこから細かいことはよく覚えてないので、簡単に説明すると
・今まで起きたことを全部社長に話す(不安だったから、もしかしなくてもここから”””コイツァカモですわ!鍋買っとくか!”””って思われたのかな)
・じゃあうちであんたを雇ってあげると言われる
・とりあえず東京じゃいい仕事がないから君にはまだ事務所がない名古屋を開拓してそこの幹部になってほしい、そのためには名古屋に住んで欲しい。
・東京の今住んでいる家はA社の社長が社宅として使うので解約せずにいてほしい。もちろん家賃は毎月給料と一緒に振り込むので。
※あれから給料とともに一円も振り込まれてないのです。
(何回も電話したら1ヶ月分の給料を渋々最初に交渉した額より少ないお金を手渡しに来た)
解約しに行った時の記事はこちら↓
※ここまで全て実費です。
ここでおかしいことに気づけなかったのは借金地獄から助かりたいって思ってたからだと思います。
・車が必要みたいだからいい車を探しておくから一緒に買いに行こう。
と言われてすべて私のお金で買いにいかされました。ホントバカ・・
・A社の社長いわく
「俺のいう通りにすれば悪いようにはしないから」
「君はかわいそうだからたくさん稼がせてあげたいし、そのためにやる仕事だけど最初はきついと思うけど後から慣れるよ」
※ここら辺から思い出せなくて少し吐きました^^;
その時は助かったー!やっとまともな社長に会えたしこの人のいう通りにしておけば100万なんてすぐ返せるやったー!
普通の21歳より倍ぐらい多くもらえるー!(軌道に乗れば確か月40万と言われた)
コーソツはついてる!
そのためならどんなきついこともしなくては普通の21歳より上を目指すことは不可能なんだ!と思ってました。
今になって思えばこんなクソみたいな扱いあるかってぐらいなのに、
その当時はバカみたいな借金したのと、いい会社に出会ったという喜びで
何も考えなくなり早く清算したいという気持ちで何も見えなかったです。
借金って恐ろしい。
貪欲って恐ろしい。
無知って恐ろしい。
それから岐阜に引っ越して自分のお金でアパートを借りて、
車も買って、交通費も自分で出して。
でもお金が一切振り込まれないので
もちろん途中で何かおかしいなあと思いましたが、A社長が電話に出ないということもあり。
たまに出るのですがいつもいつも、コーソツはお金の事を控えめに聞いてしまうのです。給料を社長に催促することは悪いことだ、と思っていたのでしょう。
ある日、久々に電話に出た社長はこう言いました。
一応過去記事でも取り上げてるのですが社長が来た時に合計17万ぐらい私にわたしてます。
でも交通費も東京の家賃も合わせても足りないでしょ・・
なぜ振り込めないの?という感じでした。
その時の怒りをまとめてます。
それからも給料は振り込まれず。
どんどんお金が無くなって4ヶ月が立ちました。
もうばっくれました。本当に終わってる会社でした。
1月まで我慢してたら死んでましたね・・・
多分ストレスで天井にぶら下がってたと思います。
それからこの崖っぷちの逆境で覚醒して今に至るんですね!!
この記事見てると心に火が付いちゃいますねw何度見ても。
それからの返済バケツリレーは見ものです。
ブログに出会わなければ、ブロガーに出会ってなければ、この世にいなかったかもしれませんw
ふうぅ・・・頭の悪さが溢れてますねええー^^
でも恥ずかしい部分をさらけ出せてこそ、
人生が面白くなるのです。
知らない人に借金をさせられて給料出ないのはコーソツだけでいい。
・名前を知っててもどれだけ信頼していても自分のお金を要求されたらどれだけ自分の頭で理解していても必ずいろんな人に意見をもらうことが大切です。
・会社に勤めるときは契約書を必ず交わす事。
最後まで見ていただきありがとうございました。